防犯カメラの必要性

防犯カメラの主な目的

防犯カメラは犯罪の抑止や、犯罪や事件の情報や証拠として記録をすることが主な目的となります。効果的に設置をし、防犯カメラがあることをアピールすることで、犯罪の抑止力となります。防犯の意識が高く、録画していること状況を伝えることで、犯罪を未然に防ぐことができます。

ただ設置するのではなく、死角等を考え効果的に設置することが重要です。あわせて、画質に関しても考慮が必要となります。

防犯カメラがあったことで、事件が解決に向かった例や実際に犯人が捕まった例がたくさんあります。もちろん、事件が起きる前に犯罪を未然に防ぐことができた例もたくさん有ります。

個人の防犯意識が高まることにより、やがて地域の防犯意識へとつながりますので、犯罪の抑止力の面を考えると、より一層高まると考えられます。

アポ電強盗対策・盗難対策

ここで神奈川県の犯罪に関するデータを見ていきましょう。

侵入窃盗認知件数自体は年々減少してきていますが、アポ電強盗など、手口は巧妙になってきています。平成29年の都道府県別刑法犯の認知件数では、神奈川県の住宅盗が4,400件でワースト5位でした。

令和元年度の県民ニーズ調査では「犯罪や事故がなく、より安心して暮らすために最も重要だと思うもの」として、「防犯カメラ等の防犯設備の整備」が1位となりました。防犯カメラの設置に県民の関心が集まっていますが、実際に効果があるのでしょうか?

窃盗犯が思いとどまった理由
1位:住宅の目が気になった
2位:防犯カメラがついていた
3位:住民に声をかけられた
出典:(社)日本都市計画学会 都市計画報告集No.8

「窃盗犯が思いとどまった理由」を見ると、窃盗犯は犯行現場を目撃されることを恐れていることがわかります。防犯意識が高いことを示すことがさらに効果的な防犯対策になります。

防犯カメラを活用した効果的な事例

[事例1]傷害事件の捜査に雑居ビルの防犯カメラ画像を活用

神奈川県A署管内の雑居ビル1階エレベーター前において、犯人が女性に対し左腕を掴む等して転倒させた上、あらかじめ用意していたスタンガンを右足に押し付ける傷害事件が発生。
雑居ビル内に設置された防犯カメラの画像を活用し、犯人を検挙。

[事例2]強制わいせつ事件の捜査でマンション接地の防犯カメラ画像を活用

神奈川県B署管内において、徒歩で帰宅途中の女性に対して尻を掴む等した強制わいせつ事件が発生。
事件発生場所近くのマンションに設置されていた防犯カメラから、犯人と思われる男が発生時間前後にマンション前を徒歩で通過する姿を確認。
防犯カメラの画像を活用し、犯人を検挙。

[事例3]商店街に防犯カメラを設置して犯罪を未然に防止

C商店街は犯罪防止を目的に防犯カメラの設置を検討し、実際に防犯カメラを設置したところ、C商店街の犯罪件数が減少。商店街の利用客からも「防犯カメラがあると安心できる」といった声が上がった。
出典:神奈川県警察 ウェブサイトより

防犯カメラは窃盗の防止だけでなく、傷害事件等の立証にも活用されています。

 

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